2022
13
Oct

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御造営事業のご報告と御礼

皆様方のお蔭を持ちまして、ご本殿の修復工事を始め各造営事業が無事に完了いたしました。
多額のご奉賛をいただき誠にありがとうございました。
新しく蘇った墨坂神社にご参詣いただき、大いなる幸せをお受けください。

太古の祭祀様式を次の時代へと受継ぐ

 平成三十一年四月、式年御造営工事着工奉告祭を斎行されてからは、めぐるめく速さの時代の流れとコロナ禍の中、無事に御造営竣工を迎えられました事を、何よりとお慶び申し上げます。
 この度「みんなでつくる古くて新しい人・ものつくり」をと、古式に則り進めさせていただき、新たにはご参拝の皆様に本殿屋根檜皮葺きを近くでご覧頂き、白石に願いを乗せお運びする行事にも参加いただき、皆様に一層清々しくお参り頂けるよう、絶えず変化してまいりました。
 しかし、変化していく当神社であり、墨坂大神への崇敬の念と昔から変わらずに継承されてきている祭祀様式を、次の時代へとしっかりと受け継ぎ、次の未来へとすすめて参りましょう。 すべての始まりであります「祈り」は日々の生活に光を与え進むべき方向を考える機会をもたらせます。時代は流れ、価値観も大きく変化いたしました。しかし、神様を祀りそして祈りを捧げるという本質的な部分はいつの時代も変わることはありません。
墨坂神社はこれからも、皆様に寄り添った神社で有りますようにと日々、生まれ変わってまいります。 今後とも変わらぬご崇敬を賜ります様お願い申し上げます。

墨坂神社宮司 太田 静代

皆様の多大なるご尽力に支えられて

 平素は墨坂神社にご奉仕賜り、厚く御礼申し上げます。
 この度は、二十年に一度の式年遷宮に際しまして、多くの方から多額の奉賛金を賜り心より御礼申し上げます。お陰様で、予定どおり無事に造営工事が完遂し、本日ここに奉告祭、上棟祭、そして竣工祭を斎行させていただく運びとなりました。役員一同喜びと感謝の気持ちでいっぱいでございます。
 この祭典は、本来なら多くのご招待者様、また稚児槌うちに申し込んで下さった多くのお子様に参加していただき、盛大に開催する予定でしたが、新型コロナウィルス感染症まん延の影響をかんがみ、役員一同、検討に検討を重ねた結果、感染防止に努めながら、縮小して斎行させて頂く事と致しました。
そのため稚児槌うちは中止させて頂き、招待者様も榛原地区連合自治会を代表して、会長の樋口様のみのご出席をお願いさせて頂きました。このような結果になりました事、心よりお詫び申し上げます。
令和三年は二十年に一度の墨坂神社式年遷宮に当たる年のため、五年前の平成二十八年の役員会議におきまして、式年遷宮を斎行する事が決定されました。
 その年の秋には造営準備委員会の設置検討に入り、翌二十九年の春には、地区役員による新組織を発足し、氏子の皆様へ奉賛金ご協力のお願いに回らせて頂きました。  同じくして墨坂神社の社史編纂委員会を設置し、社史の作成に取り掛かりました。
 社史の作成には造営委員会顧問の菅谷省吾様、橿原考古学研究所元所長の菅谷文則様のご協力を賜り、お陰様で立派な社史が完成いたしました。  社史は記念品として皆様にお渡しさせて頂く運びとなっております。
このように造営奉告祭を斎行することが出来ました事は、これまで造営に携わって頂きました数多くの皆様、そして平素より墨坂神社に御奉仕賜っている氏子の皆様の御陰でございます。 心より御礼申し上げます。

墨坂神社責任役員会長 宮田 修嗣

新しい力が社殿に吹き込まれた日

 日頃は墨坂神社の護持運営に関してご協力賜り厚く御礼申し上げます。御承知頂いております通り墨坂神社の二十年に一度の令和式年造営も五月二日の竣工式を持ち無事に終える事が出来ました、有難う御座います。
 竣工式当日は神々の御心が墨坂の真柱に、その息吹が吹き込まれる様な風の強い日で御座いました。神により新しい力が社殿に吹き込まれた日でもありました。古代の時代から疫病平癒で創建されました神々のお力が、新たに成りましたお社から、神領民や崇敬者をお守り頂けると信じております。本来ならば竣工式はその喜びを表す、様々な祭事を催すところでは御座いますが、時節柄、祭り事を取り止め、神事のみに限り斎行させて頂きました事、コロナ禍の時節とは申せ大変申し訳なく存じております。平成二十七年に役員会で発議されました式年造営は、爾来五年余りの間役員の方々と共に進めて参りました。今回のご造営では新しく地区委員という組織を発足し、造営にあたる事と成り、氏子総代・奉賛会と共に新しくなった組織が一丸となり、造営資金の募集に奔走して頂きました事、篤く感謝申し上げます。五年に及ぶ活動の中には新しく、社史の編纂や当墨坂神社便りの発行等新しい事にも取り組ませて頂きました。コロナ禍の中で行事の遂行には難渋致しましたが、無事に竣工式まで終える事が出来ました事、改めて御礼申し上げます。
我が産土神様に、ご信仰の念深くお持ち頂き、お過ごし頂ければ幸いです。造営委員会を解散するに当たり御礼の挨拶とさせて頂きます。 長らくの間有難う御座いました。

墨坂神社令和式年造営委員長 池田 宗義