2022
12
Oct

四季の神事・祭事

秋季大祭の様子

日本最古の健康の神を祀るとも言われる由緒深い神社・墨坂神社の秋季大祭は毎年11月2日~11月4日の3日間にわたって行われます。無病息災・豊かな稔りなどを願う神社最大の祭典です。

中でも本宮祭の旧社地である伊勢街道の西峠付近の「お旅所」から、現在の社地までの道のり約1kmを神輿がお渡りをし、勇壮な太鼓台がこの神輿を迎える姿は圧巻です。
祭典と共に日時をお確かめの上、どうぞお越しください。

【秋季大祭・お餅つき】

写真は秋祭り本宮祭(毎年11月3日)に行われる御供まき(餅まき)の様子です。

氏子の皆様でこのおめでたい紅白のお餅をつき、神前にお供えした御餅(神様の力が宿った撤饌・御供餅)として秋季大祭・本宮祭に参拝頂いた皆様に振舞われ、これを食べると神様の力を身体に取り入れる事が出来ると言われています。

<日時> 毎年10月末ごろ
午前 7:00 – 神社へ集合しお餅つき
【秋季大祭・宵宮祭】

墨坂神社は古くは西峠付近の「天ノ森」にありましたが、文安6年(1449年)に現在の社地に遷宮しました。宵宮祭ではこの古事にならって、宵宮祭に現在の社地から天ノ森の「お旅所」へ、本宮祭で「お旅所」から現在の社地に神様を乗せた神輿が渡る「お渡り」の神事が行われます。

毎年この宵宮祭と同日に宇陀市主催のイベント「あいさこいさ祭り はぎあかり」が開催され、伊勢街道の宿場町として栄えた風情あるまちなみがライトアップされる中、神輿が渡っていく様子はとても荘厳で幻想的です。

また、墨坂神社の秋季大祭は福地に鎮座する椋下(むくもと / くらげ)神社の秋季大祭と合わせて行われ、福地・上之町・宮本・東町稲荷の4基の太鼓台が市内を煉り合せ(担ぎくらべ)する圧巻のの伝統行事は毎年訪れた全ての人を魅了します。

<日時> 毎年11月2日
19:00 – 本殿にて式典、式典後に現在の社地から西峠の「お旅所」へ渡御行列




【秋季大祭・本宮祭】

本宮祭では西峠付近の「お旅所」から現在の社地までの約1kmの道のりを、猿田彦を先頭に武者、赤盾・赤矛・太刀などを持った還幸の時代行列が華やかに神輿と共に神社に渡る「お渡り」の神事が行われます。

福地・上之町・宮本・東町稲荷の4基の太鼓台が近鉄榛原駅前広場で練り合わせを行った後、福地に鎮座する椋下(むくもと / くらげ)神社に宮入する福地太鼓台を除く、上之町・宮本・東町稲荷の3基が墨坂神社に宮入し、勇壮な太鼓台が激しく煉り合せ(担ぎくらべ)する姿は圧巻です。

<日時> 毎年11月3日(祝)
13:00 – 西峠の「お旅所」にて式典
13:30 – 西峠の「お旅所」から現在の社地までお渡り(墨坂大神ご帰還渡御巡行)出発
14:00 – 本殿にて秋季大祭式典
式典終了後に神輿3台煉り合せ、御供まき(餅まき)

※令和5年(2023年)11月3日(金・祝)の本宮祭では「お渡り」の渡御行列に参加して頂ける方を16名募集いたします。

疫病平癒の謂れの在る赤盾・赤鉾 (それぞれ各8基ずつ計16名)を持って、宵宮祭りで神様がお休み頂いた御旅所から本殿まで、ゆるやかな下り坂約1kmを神様が鎮座されている神輿と共に市内を歩いて頂きます。
年越し前にきっと良い思い出になると思いますので、県内外・年齢問わず多くの方のご参加を心よりお待ちしております。





【秋季大祭・あと片付け】

<日時> 毎年11月4日
8:00 – 神社へ集合し後片付け
11:00 – 御宴祭斎行・直会
※参加して頂ける方は動きやすい作業服でお越しください。